製品情報
トップページ > 製品情報トップ > ギヤスカイビング

KPS20 ギヤスカイビングマシン

多様な形状の小型内歯車の高能率加工を実現する専用機


  • 代表的加工対象ワーク

    ・ 乗用車変速機用内歯車
    ・ 小型減速機用内歯車

    製品加工動画

    KPS20 ギヤスカイビング加工


    ギヤスカイビング加工

    創成歯切り法の一種で、ワーク軸と工具軸に軸角を与えた状態で、双方を歯数比に応じた回転比で回転させながら工具をワーク軸方向に送って加工します。
    切削中、工具切れ刃が歯溝を薄くそぎ落とし(Skive)ながら少しずつ加工していくことから、ギヤスカイビング加工と呼ばれています。内歯車だけでなく、外歯車の加工も可能です。


    内歯車加工の高能率化 - 高速加工

    従来のギヤシェーパーのような工具の往復運動でなく、回転運動で加工していくため、加工時間を20〜50%短縮できます。
    また、ギヤシェーパーではワークに工具の逃がし部が必要ですが、ギヤスカイビングでは切り上がり加工が可能な為、ワークの工具の逃がし部をなくして、ワーク剛性を向上させることもできます。


    内歯車加工の高能率化 - 歯すじ・歯形修正(修整)

    従来のブローチ加工では不可能であったクラウニングやテーパーなどの歯すじ修正も、加工条件の変更やサイクルタイムを伸ばすことなく行なうことができます。
    歯すじ修正が可能となることで、歯車設計上の自由度が高まり、後工程の仕上げ代を減らして、工具費の軽減も図れます。また、工具の加工位置をずらすことで、歯形形状もわずかに修整可能です。


    2種類の加工姿勢レイアウト

    加工するワーク形状に応じて、2種類の加工姿勢レイアウトを用意しています。蓋付きワークには、タイプA(ワークスピンドル:上側、工具スピンドル:下側)とすることで、加工時の切りくずが下に落ち、ワーク歯面を傷つけることなく加工が可能です。
    タイプBはワークスピンドルが下側、工具スピンドルが上側の配置です。

    タイプA
    タイプA
    タイプB
    タイプB

    ハードギヤスカイビング加工(オプション仕様)

    自動ワーク位相合せ装置により、加工済みの歯を自動で検出し、熱処理後のワークの仕上げ加工が可能で、熱処理後の歯すじ形状をより簡単にコントロールすることができます。


    自動化ライン仕様(オプション仕様)

    ワーク搬出入用オートローダーやロボット、ATCの搭載が可能で、長時間の自動化運転と高頻度な工具交換に対応可能です。


    このページの先頭へ