KG2530 4軸/6軸ホブ刃溝研削盤

・ 油空圧精密部品
・ 光学機部品
・ 電子機器部品
・ 航空機部品

KY20　スクロール加工

ワーク主軸台の上下送りの高精度位置決めや、高速回転を可能としたワーク主軸などには、長年のホブ盤製造で培われたカシフジの技術が随所に活かされています。
ワーク主軸は、超精密級アンギュラ玉軸受で構成されており、特に動バランスに注意が払われています。
ワーク主軸（C軸）には高精度の光学スケールが装備されており、高い割出精度が確保されています。

ベッドは、斜めリブ構造でより一層剛性を高めると同時に、摺動部はセンターV型ナローガイド方式の低面圧で運動性能をより高め、ミクロン精度の加工を長期間にわたって可能にしています。

また、コラムは主軸台に対して対称構造で、熱変位が少ない設計となっています。

ツールスピンドルは、超精密級アンギュラ玉軸受で構成され、ベルト駆動6,000〜18,000min^-1、ビルトインモータ30,000〜75,000min^-1と多種類にわたって準備され、しかも振れ1μm以内の高精度・低振動を実現しています。

マトリックスツーリングシステムにより、加工目的別に最適なツールスピンドルの搭載が可能です。
ATC利用に対して工具交換誤差が無いため、高精度なツーリングシステムとなっています。
また、チップ ツゥ チップは直線運動の位置決めだけで行われるので短時間で済みます。

チップ ツゥ チップは短距離の位置決めだけで可能で、送り機構に無駄な早送り速度や無理な加減速を要求しません。ATCを必要としないため、工具スピンドルは0〜数万回転の繰り返しが不要となり、スピンドルモータは通常より少ない省エネルギー仕様（2.2〜7.5kW）となっており、工場電源設備に不要な負担をかけません。