KL1000 6軸 CNCホブ盤

・ 建設機械用ギヤ
・ 船舶用ギヤ
・ 大型減速機ギヤ

ベッドは最適なリブを配置した二重壁構造を採用し、幅広い摺動面がテーブルサドルを支えています。
切削力を受けるコラムは、ベッドに強固に固定され、力学的に最も優れた構造をしています。
また、静剛性、動剛性の高さと共に、熱源の位置を配慮した構造は、優れた熱剛性を発揮して、加工時間の長い大型ギヤの切削時に問題となる、熱による歯すじ精度の変位を最小限に抑えます。

ホブ盤の心臓部に当たるテーブル及びテーブルサドル部分は、高い回転精度を長時間持続し、重切削に耐える構造になっています。
さらに、加工精度向上の為に、マスターウォーム径は従来機に対して12%大きくなっています。
これらの部分には、長年のホブ盤製作技術で培われた最高の部品加工技術と、卓越した仕上げ技術が結集されており、優れたワーク加工精度を保証します。

サポート移動ネジを操作することで、容易にサポートを後退端まで移動でき、最大加工径1,000mmまでのワークが加工可能です。
また、サポートアームは開閉式になっていて、大きなワークの着脱が容易に行えます。

荒加工用のHSS ホブと仕上げ加工用のサーメットホブを組み合わせたコンビネーションホブを使用することで、ホブ切りで高精度の仕上げ加工を行い、シェービング工程の短縮をはかることができます。
サーメットホブには切削中の構成刃先などの付着物生成を抑制する効果があります。

また、負のすくい角を持つスカイビングホブを使用するスカイビングホブ切りによって、熱処理されたワークの仕上げ加工をすることもできます。