KN80 6軸 CNCホブ盤
小型ギヤの加工に最適 省エネタイプの完全ドライカットホブ盤
・ ステアリングピニオン
・ ギヤードモータ
・ 小型減速機ギヤ
・ 二輪車用ギヤ
機械間口1,800mmの小型ホブ盤ながら、ホブ軸容量5.5kW、ホブ最高回転数 2,660rpm、テーブル最高回転数 330rpmと高速加工に最適な機械仕様は、小径、多刃、多条コーティングホブの使用時にその能力を最大限に発揮し、加工時間を大幅に短縮することができます。
また、焼入れ後の歯車仕上げ加工をホブ切り(ハードホビング)で行うことにより、従来の歯車研削に代わり、ローコストで焼き入れ歯車の精度、品質の向上がはかれます。
![](_images/kn80/01.gif)
コラムとサポートを一体化構造にすることにより、熱剛性が高まり、コールドスタートからのO. B. D. 値(歯厚)の熱変位を最小限に抑えて、安定した加工精度を得ることができます。
また、機械右側の広い開放部は機内での作業性が良く、オートローダ等のワーク搬送装置も省スペースで取り付けられます。
![OBD値の変化](_images/kn80/graph_01.gif)
地球温暖化問題などの地球環境への配慮として、カシフジは省エネタイプのホブ盤の開発に取り組んでいます。
KN80は従来機と比較して、40%の電力消費量の低減を実現したホブ盤です。
![省エネ効果](_images/kn80/graph_02.gif)
小モジュールギヤの高速高精度加工を対象として、ビルトインスピンドルモータを採用した高精度ホブヘッドや
ビルトインサーボモータによる高精度ワークテーブルのオプション仕様が可能です。
ホブヘッドとワークテーブルのダイレクトドライブ化により、歯車研削並みの高精度な仕上ホブ切りや、
ハードホビングが行えます。
![高精度ボブヘッド・ワークテーブル(オプション仕様)](_images/no_imges.gif)
3ステーションのアームローダの採用により、ホブ切り中の面取り、バリ取りが可能です。
機械の空きスペースを有効利用し、面取り工具軸とバリ取り工具軸を独立させることで、機械正面操作側より、
工具の段替えと調整を容易に行うことができます。
また、ホブ切りと面取り・バリ取りの複合化で、ライン長さとサイクルタイムの短縮化が図れます。
![機内面取装置(オプション仕様)](_images/no_imges.gif)