KN152 6軸 CNCホブ盤
長尺の軸物ギヤの加工に最適なホブ盤 ドライ&ウエットカットが標準仕様
・ 長尺の軸物ギヤ
・ 乗用車用T/Mギヤ
・ ギヤードモータ
・ 小型減速機ギヤ
・ 二輪車用ギヤ
・ 農業機械用ギヤ
KN152 ドライホブ切り
Z軸ストロークは400mmとクラス最長の移動量を誇り、テーブル上面からサポートセンタまでの距離も645mmと、長尺の軸物ギヤや軸物ギヤの段切り加工に特に威力を発揮します。 また、焼入れ後の歯車仕上げ加工をホブ切り((ハードホビング)で行うことにより、従来の歯車研削に代わり、ローコストで焼き入れ歯車の精度、品質の向上がはかれます。
コラムとサポートを一体化構造にすることにより、熱剛性が高まり、コールドスタートからのO. B. D. 値(歯厚)の熱変位を最小限に抑えて、安定した加工精度を得ることができます。
また、機械右側の広い開放部は機内での作業性が良く、オートローダ等のワーク搬送装置も省スペースで取り付けられます。
完全ドライカットホブ盤として開発されたKN152は、ドライカット時の切りくずが機外へ迅速に排出されるよう、ベッド・コラムの接続箇所は急勾配部を大幅に増やし、ホブサドルは水平部を削減したシュートカバーを取り付けた設計となっています。また、新規開発の天吊りオートローダも切りくずの堆積を払拭しています。
小モジュールギヤの高速高精度加工を対象として、ビルトインスピンドルモータを採用した高精度ホブヘッドやビルトインサーボモータによる高精度ワークテーブルのオプション仕様が可能です。ホブヘッドとワークテーブルのダイレクトドライブ化により、歯車研削並みの高精度な仕上ホブ切りや、ハードホビングが行えます。
機内面取装置の搭載により、機内にてホブ切り後の面取り・バリ取り工程、さらに、バリ取りによって発生した二次バリを再ホブ切りで除去することが可能です。二次バリの除去により、歯車研削やホーニングなどの仕上工程で、熱処理で硬化した歯面側の二次バリが砥石を損傷させることを防ぎ、工具寿命の向上に貢献します。ホブ切りと面取り・バリ取りの複合化により、ライン長さが短縮されます。また、軸物ギヤについても対応可能です。
3ステーションのアームローダの採用により、ホブ切り中の面取り、バリ取りが可能です。
機械の空きスペースを有効利用し、面取り工具軸とバリ取り工具軸を独立させることで、機械正面操作側より、
工具の段替えと調整を容易に行うことができます。
また、ホブ切りと面取り・バリ取りの複合化で、ライン長さとサイクルタイムの短縮化が図れます。